スポーツカーが愛知県下で盗難相次ぐ
ここ数年、1980年代後半から90年代の国産スポーツカーの盗難が、愛知県でも相次いでいる。
昨年(2022年)は愛知県で54件の盗難があった。
こうした背景には、“海外での日本製スポーツカーの人気”がある。国内でも投資の対象ともなっており、中古車市場で高値が付く。日産 スカイラインGT-Rやスバル インプレッサ、トヨタ スープラなど、当時のクルマは、いまや日本のファンが気安く手を出せないほどに価格が高騰している。たとえば500台限定で販売された「スカイラインGT-Rニスモ」は数千万円で取り引きされることもあるという。
盗まれた国産旧車スポーツカーは、ほぼそのままの形で中古車として国内で流通するか、あるいは解体されて海外へ輸出、または部品にバラされて国内のオークションサイトに出品されることが多いようだ。
往年のスポーツカーは防犯対策が不十分なこともあり、狙われやすいとも言われている。実際に盗まれた車両の防犯が、「ドアロックだけ」という例も少なくない。最新の盗難防止装置がついていないからこそ、対策が必要だ。
そのなかでも防犯性の高いセキュリティ機器が設置されたシャッター付きのガレージは、ワンランク上の盗難防止対策と言えるだろう。